亜臨界水分解装置の将来展望

亜臨界水による分解手法

亜臨界水をロータリー分解槽内に発生させることにより、有機物(HとCの結合体)は結合の遮断現象を起こし、HとCに分断され、新たな結合を行います。
この化学反応により、プラスチックは油(CH₂)の気体と炭(C)の個体に分離されます。

自然サイクルへの貢献

廃棄物から発生する炭素は、将来、自然回復の重要な要素になるかもしれません。
廃棄物の分解処理は良質な炭素を作り出し、自然界へ戻すための進歩が求められます。

亜臨界水有機・有機化合物分解装置の製造販売の目安

  • バッジ式分解装置(1m³/1サイクル、4サイクル/日可能):約8,000万円
    *排気処理装置、排水処理施設、運搬、設置費用別途
    *製作期間は、約2か月
  • 連続ロータリー式有機・有機化合物分解装置(処理能力:約25t/日):約5億円
    *排気処理装置、排水処理施設、運搬、設置費用別途
    *製作期間は、約1年

参考として、日本での生活ゴミの排出量は、一人当たり約1㎏で有ることから、当装置の対応人口は約2万人を想定できる。
いずれも排気処理装置、排水処理施設、運搬、設置費用は別途必要です。

*排気処理装置、排水処理施設、運搬、設置は、処理する廃棄物の内容、設置する場所により異なります。当装置の可動範囲は、分解・脱塩・油水分離までの工程範囲の範囲の装置です。

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